冷やっこやお浸しなどのあと一品?それとも漬物や薬味をのせるちいさなお皿?あとヒトサラにちょうどいい「うつわ」とは?
夕食をつくるとき、メインは決まっているけれど「あともう一品、何かつけたいな」と思うことはありませんか?
青菜のお浸しやきんぴらなど。そんなちょっとしたおかずをさっと添えるだけで、食卓がぐっと豊かに見えるものです。
そんなとき、盛りつける器にも「ちょうどよさ」があると、料理の準備がスムーズになります。
今回は、「あと一品」にちょうどいいサイズの器をご紹介します。
■ “ちょっと盛る”のに便利な小鉢
たとえば、冷ややっこ、ほうれん草のおひたし、切り干し大根など、少量でも食卓のバランスをととのえてくれる副菜。
そうした料理には、「手のひらにすっとおさまるくらいの深さのある小鉢(直径10〜12cm前後)」がぴったりです。
このサイズの小鉢が食卓にひとつ加わると、それだけで「丁寧に用意された食事」に見えてきます。
さらに、汁気のある煮浸しや和え物にも安心して使えるのが嬉しいところです。
■ 一品にも、取皿にも使える「中皿」
副菜を盛るのにちょうどよく、取り分け皿としても使いやすい――そんな直径13〜15cmほどの浅めの中皿は、使い回しの利く便利な一枚。
例えば、焼き野菜のマリネ、トマトと豆のサラダ、おひたしやなます、餃子や天ぷらの取皿 など
小さすぎると窮屈、大きすぎると場所を取る。そんな中で、このサイズの皿は食卓の中で浮かず、自然と手が伸びる器です。
ひとつの料理専用ではなく、いろいろな料理に気楽に使える「出番の多い器」になるはずです。
■ 小さくても頼れる、豆皿のちから
最後にご紹介するのは、直径7〜10cmほどの豆皿。料理の脇役をさっと受け止めてくれる、控えめながら頼れる存在です。
たとえば、わさびや柚子胡椒などの薬味をちょこんと、しば漬けやたくあんなど箸休めの漬物をひとつまみ、朝食のジャムやバターを少量だけ。
どれも「少しだけ、別に盛りたい」ときに活躍するシーンばかり。
少量のものにきちんと居場所をつくるだけで、「ていねいな食卓」に見えるのも豆皿の魅力です。
「何にでも使える」は、頼れる存在。
今回ご紹介した器たちは、どれも「これ専用」ではなく、いろんな料理に使えるサイズ感。
その“ちょっとした自由度”が、毎日の献立の中でありがたく感じられる瞬間がきっとあるはずです。
買うときには「いるかな?」と思うサイズでも、いざ使い始めると「こればかり使ってるな」と感じる。
そんな、“つい手が伸びる器”を、少しずつ揃えてみませんか。