朝の気分を整える。ちょうどいい一枚のお皿。
朝ごはんって、つい毎日おなじ感じになってしまいませんか?
パンを焼いて、コーヒーを淹れて、冷蔵庫にあるものをなんとなく添えるだけ。
それでも十分。でも、ふと「今日はなんか味気ないな」と思う日もあります。
そんなとき、器をひとつ変えてみると、気分が少しだけ違ってきます。
見慣れた朝ごはんでも、器がいつもと違うと「ちょっと新鮮に感じる」ことってありませんか?
人は視覚から受け取る情報で気分が左右されることが多いそうで、同じ料理でも、器の色やかたちが変わるだけで、気持ちの受け止め方が変わることがあるんです。
おうちにある器でも、じゅうぶん楽しめます。
以前買ったけど出番がなかったものや、つい衝動買いしてしまったけど眠っている器。
「なんとなくしまったまま」の一枚を、朝に使ってみるだけで、ちょっと気分が変わることってあります。
盛りつけに気を使わなくても大丈夫。
パンと卵と野菜をぽんぽんとのせるだけでも、器がちゃんとしていると“それなり”に見えるものです。
大事なのは、整っていることじゃなくて、自分がちょっと気持ちよくなること。
ワンプレートって、やっぱり使いやすい
ワンプレート朝食って、お店のモーニングみたいでちょっと楽しいですよね。
ちなみにこのスタイル、イギリスやアイルランドでは昔から定番らしくて、
卵やベーコン、豆の煮込みなんかを1枚のお皿にどんと盛る「フルブレックファスト」っていうのがあるんだそうです。
日本でも、カフェの朝ごはんなんかでよく見かけるようになりましたが、
家でやるならだいたい21〜24cmくらいがちょうどいいサイズ感かなと思います。
食パンや卵、サラダ、果物なんかをのせても、詰まりすぎず、余白も出すぎず。
食洗機に入れやすいのも嬉しいポイントです。
| おすすめサイズ | 使いやすさのポイント |
| 21cm | 軽めの朝に。トーストと副菜1つが無理なく収まるサイズ。 |
| 23〜24cm | 朝食にちょうどいいバランス。トースト+副菜や果物が自然に収まる。 |
| 26cm | カフェではよく見かけるサイズ。家では少し大きめに感じるかも。 |
| 一緒にカップもいかがですか |
器の縁や色、質感によっても印象はけっこう変わるので、
「なんかまとまって見えるな」ってときは、器がいい仕事してくれてるのかもしれません。
気持ちが変わるって、こういうことかもしれません
忙しい朝に手をかけたくはないけれど、「ちゃんとした感じがある」だけで、気分が少し上がる。
それって案外、器の力だったりします。
盛りつけたときに気持ちよく見えるか。
テーブルに置いたときに、どこか落ち着くか。
器が静かに働いてくれていると、そういう感覚が自然と生まれてくるように思います。
最後に
朝の気分を整えるのに、特別なことはいりません。
食べるものはいつも通りでも、器が変わると「気持ちの見え方」も変わる。
それが実感としてあるから、私たちは器を扱いながら、こんな話を書いています。
まずは、おうちにある器から。
「今日はこれにしてみようかな」と手に取る一枚が、朝の空気を少し変えてくれるかもしれません。